固定ipアドレスを利用するにあたっての注意点
固定ipアドレスを設定することで、よりネットワークに関する利便性が強化されます。
しかし一方で導入するにあたって注意すべきことがいくつかあるので、そのことも前もって理解しておきましょう。
まず料金面についてです。
通常プロバイダと契約するとIPアドレスが割り当てられます。
しかしこれは動的IPアドレスと呼ばれるものです。固定ipアドレスを手に入れるには、オプションサービスになります。
ということは通常の回線料とは別に費用が発生します。
料金はどうしても高くなりますから注意しましょう。
固定ipアドレスの料金ですが、プロバイダ業者によって異なります。初期費用のかからないようなところもありますので、比較して得できそうなところを見つけましょう。
固定ipアドレスに設定すると、たとえパスワードなどを破られてもサーバに侵入されるリスクは低いです。
通常のIPアドレスと比較して、固定ipアドレスの方がセキュリティレベルは高いです。しかし固定ipアドレスにすれば、絶対に安全かというとそう断言はできません。
もしかすると攻撃対象にされるかもしれません。もし攻撃対象になって、固定ipアドレスを特定されてしまった場合、セキュリティを確保するためにはアドレスを変更する必要が生じます。
動的IPアドレスであれば、比較的簡単に変更できます。しかし固定ipアドレスを変更するとなると、手続きに手間取り多少時間がかかってしまうかもしれません。
固定ipアドレスが攻撃対象になるのは、法人のケースがほとんどです。
個人で使っているパソコンがターゲットにされることはまずないでしょう。しかしこのような事態も起こりうるということは頭の中に入れておいてもいいでしょう。
固定ipアドレスはocnをはじめとして、いろいろなプロバイダでサービス提供しています。
また固定ipサービスを利用すれば、回線の種類に関係なく固定IPが利用可能です。
たとえNTTの回線を利用していなくても、モバイルWi－Fiを利用していれば固定IPサービスが受けられます。