以前と比較して使いやすくなった固定ipアドレス
ocnをはじめとして、固定ipアドレスの割り当てサービスを実施しているところは昔からありました。
しかし固定ipアドレスの割り当てを受けるには以前、高いハードルが設定されていました。
固定的にIPアドレスが割り当てられた場合、その人は連絡先などを公開する義務があったためです。法人は問題ではないかもしれませんが、個人ユーザーとなるとプライバシーを公開するようなものとなり、なかなか敷居が高かったです。
しかし現在のocnの固定ipアドレスの提供サービスを受けるために、連絡先を公表する必要はなくなりました。
これはほかのプロバイダでも同様です。これは個人レベルにおけるコンピューターの使い方が多様になったことが背景にあります。
個人のパソコンをウェブサーバーにしたいという要望が増えつつあります。そのためにはIPアドレスを固定化する必要がありました。
このような利用環境の変化に対応するために、ocnをはじめとしたプロバイダがIPアドレスを提供するにあたっての条件を緩和しています。
その中でも現在IPアドレスの数に上限はあるものの、連絡先についてはプロバイダが肩代わりできるケースも出てきています。このように個人情報を公開しなくても、固定ipアドレスを得られるようになりました。結果的に家庭でも固定ipアドレスが利用しやすくなりました。今後さらに家庭でも固定ipアドレスの普及率はアップするかもしれません。
固定ipアドレスを個人で取得できれば、例えば自宅にあるパソコンを勤務先にアクセスすることも可能です。
こうなればわざわざ会社に行かなくても、在宅で仕事の処理ができます。
自宅のパソコンでサーバーを開設できるので、ネットワークの使い方にも幅が出てくるでしょう。
固定ipを必要とするようなネットワークゲームも中にはあります。このようなゲームも自宅で楽しめるようになります。
このような使い方を検討しているのであれば、ocnの固定ipアドレスサービスの利用も検討すべきです。